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粉体塗装

粉体塗装とは

粉末状の塗料を、静電気の力で金属部品の表面に付着させる塗装方法で、主に、静電ガンを用いて粉体塗料を吹き付ける吹付塗装により行われています。

アースされた金属部品に、マイナスの静電気を帯電させた粉体塗料をエアーで吹き付けると、粉体塗料は金属部品に引き寄せられ、付着します。静電気の引力により、粉状の塗料を金属部品から落下させることなく、固着させることができるのです。

金属部品に付着させた粉体塗料は、高温で焼付けることにより粉体粒子が溶解し、なめらかな塗膜を形成します。

粉体塗料のメリット

溶剤塗料に比べ、粉体塗料にはたくさんのメリットがあります。

渡辺工業は、シンナーを使用した溶剤塗料から粉体塗料への転換をすすめています。

高品質な塗料です
膜厚を厚くすることが容易 塗装時に、温度や湿度などの環境の影響を受けにくい 傷がつきにくい、錆びにくい、耐薬品性に優れる

環境に優しい塗料です
有害物質を含む有機溶剤を使用せず、人に優しい VOC(揮発性有機化合物)の発生がなく、大気を汚染しない 火災の危険性が大幅に減る

経済性に優れた塗料です
膜厚を容易に厚くでき、作業性がよい 塗装時に付着しなかった塗料を回収・再利用できる

 

渡辺工業の粉体塗装

本社工場の3つのラインで粉体塗装を行っています

第1ラインと第10ラインは、溶剤塗装と粉体塗装の兼用ラインです。

粉体塗装は、吹付作業者による手吹き塗装となっています。

第8ラインは粉体塗装専用ラインです。手吹き塗装とロボット塗装を併用しています。（上の写真）

 

新ラインを計画中です

第72期事業年度（2019年10月から2020年9月）に、本社工場内に新工場を建設し、粉体塗装ラインを新設する予定です。